下総精神医療センター

看護なう

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開棟から12年の歩み

平成31年1月6日
3棟 看護師長 竹岡 博明

30年間続いた平成の時代も残すところあと僅かになっています。当病棟は12年前に医療観察法病棟として開棟、まさに平成に誕生した新制度のもとで歩んできました。新しい時代になる前に開棟からの歩みを振り返り、新しい時代に更なる発展できるようにしていきたいと思います。
当病棟は、千葉県内で唯一の医療観察法入院医療機関として平成18年に開棟し、現在に至ります。現在まで、運営ができているのも、周辺の地域の皆様のご理解のお蔭であると感じており、この場を借りて感謝申し上げます。

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現在33名の対象者が入院中ですが、これまで176名(平成30年12月現在)の対象者が退院することができました。退院された対象者の疾患は、8割弱が統合失調症で、残りの2割が妄想性障害やうつ病などです。開棟当初は関東全域から対象者が入院されてきましたが、現在は県内からの入院がほとんどです。入院期間は900~1000日程度であり、全国的に見ても平均的な入院期間です。対象者が安心して地域に退院し、円滑に社会復帰できるよう、入院当初から退院に向けた取り組みを多職種のチームで関わっています。

image01 開棟以来、無断離院など大きなインシデントは発生していませんが、万が一に備えて、防災訓練や無断離院訓練を年に2回以上実施し、全スタッフが対応できるよう努めています。2013年には地域の方のご理解、ご協力のもと周辺地域も含めた無断離院訓練を行うこができ、当病棟において大きな経験であり、現在の訓練に繋がっていると感じています。


image01 CVPPP(包括的暴力防止プログラム)にも、積極的に取り組んでおります。昨年度から、院内外から医療従事者向け研修生を募りCVPPPトレーナー研修を開催しています。今年度も10月に実施し、23名のCVPPPトレーナー有資格者を誕生させることができました。来年度以降も計画していきますので、興味のある方や学習したいと思っている方は、是非参加して頂きたいと思います。

新しい時代に向け、これまでの経験を糧に対象者の個別性に見合った多様で高 度な治療を提供できるよう努めていきたいと思います。

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