下総精神医療センター

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「クライシスプラン」って何だろう?~患者さんと共に作る再発防止計画~

平成30年10月3日
2-1病棟 副看護師長 石﨑有希
看護師 三浦 翔

 image01皆さんこんにちは、DJ☆石﨑です。ようやく暑さもやわらぎ、秋を迎えた今日この頃、どうお過ごしでしょうか?早速ですが、恒例の行きますよ~!元気があれば何でもできる、1・2・3・下総ーーー!! さて、前回は2-1病棟で行われている患者心理教育と家族相談会についてご紹介しました、えっ、まだ見てないって?そんなあなた、平成27年1月号を今すぐ確認だあっ!
さてさて、今回は心理教育の第2弾になります。クライシスプランをご紹介したいと思います

クライシスプラン
目的
 患者さんが退院後に再び危機的状況(再発の兆候を指す注意サインや病状の悪化など)に陥った際に、迅速に対応できるための、言わば再発防止計画になります。入院中にクライシスプランを作成しておくことで、退院後の再発のリスクを下げるという取り組みです。
対象
 統合失調症、双極性障害、うつ病の3疾患の患者さんです。
方法
 患者さんの病状が安定してきた時期に先ず疾病教育(病気や治療の知識や対処方法を学習する)を実施して、その様子を見てクライシスプランを行うかどうかを判断します。(クライシスプランを行うにあたり、病識が得られているかどうかが大事になるからです)実施にあたり、患者さん1名に対して、看護師1~2名で行います。
作成のポイント
①プライマリーNs(担当看護師)と共に
 クライシスプランは患者自身の病状やそれまつわるエピソードを話してもらいながら作成していきます。患者さんに安心して話しをしてもらうために、信頼関係が構築されているプライマリーNsと共に作成していきます。
②日常生活に関する情報を入れる
 クライシスプランは退院後の生活に焦点を当てているので、患者さんの日常生活に関わる情報を入れるようにしています。
③記述は具体的に
 患者さんや支援者が混乱しないためにも、具体的な記述を心がける必要があります。例えば状態を「眠れない」と表すよりも「23時まで寝付けない」など誰でもイメージが持てるように記述します。
④患者さん自身の言葉で記述
 できるだけ、患者さんが話した言葉をそのまま記述してもらいます。患者さん本人が主体でクライシスプランを作成しているという意識が強くなり、完成後の達成感や自己効力感が向上するからです。
⑤内容の見直しをする
 クライシスプランはその場で立案したものが完成ではなく、作成後にも新たな追加項目を増やしていくことが可能です。家族等の支援者と共有してもらい内容を見直す機会を持つことや、その後の入院生活で感じたこと、退院前の外出や外泊訓練で気になったことなどを追加していくことで、現状に即したクライシスプランとなっていきます。
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また、クライシスプランに沿って自分の状態を毎日チェックする「セルフモニタリングシート」も活用しています。皆さん、クライシスプランを知ってもらえました?えっ、もう少し詳しく知りたいって?そんなあなた、今すぐ2-1病棟までご連絡まってまーす!!
それでは今日はこの辺で、お相手はあなたのDJ☆石﨑でした。また会える日まで、バイバ~イ!

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